
プロスポーツ選手において、シーズン中にケガをしていない選手なんて、ほんの一握りではないでしょうか。あれだけ過酷な練習と環境の中で戦っているので、どこかしらケガをしているのは当然の話しだと思います。
レベルがグッと下がってしまいますが、筆者が高校野球をバリバリやっていた頃も、肩、肘、背筋、ふくらはぎなど、どこかしらは痛かったように思えます。スポーツ選手とケガは、避けるものではなく「お付き合い」しないといけない仲なのかもしれませんね。
動画では「ケガをしないプロスポーツ選手」と思っていたイチロー選手も「ケガをしてますよ そりゃ」と言ってます。
イチロー選手の身体は、ケガをしない身体なのではなく、ケガに強く、そして回復も早い身体のだと思います。その身体を作り上げているトレーニングが「初動負荷トレーニング」です。
通常のトレーニングの場合、筋肉が緊張し硬くなりますが、この初動負荷は、負荷がかかるのは動き出す時だけです。なので筋肉を柔らかく保つことができます。
大切なことは、筋肉を大きくすることではなく、筋肉を柔らかくすること。
初動負荷トレーニング®とは
初動負荷トレーニング®とは、株式会社ワールドウィングエンタープライズ代表、小山裕史先生が発明・創案した世界的に注目されるトレーニング法です。 初動負荷トレーニング®には反射機能の促進、神経筋制御の向上に代表される特徴と、B.M.L.T.カムマシン®の用途に応じた多機種化の成功により、柔軟性と強さ、しなやかな動きの獲得、スピード、加速度の向上、機能的純粋パワーを求める数多くのトップアスリートに活用され、そのフォーム作りや故障の改善につとめてきました。今では、アスリートのみならず、故障や麻痺に悩む方々の数多くの改善例や高齢者の介護予防トレーニングに効果的であることも知られています。その長年の指導と、動作とトレーニングの研究を続ける中で確立されたのが、画期的な「初動負荷理論®」、それに基づくトレーニングが「初動負荷トレーニング®」です。
引用元:初動負荷トレーニング®について
詳細は上に記載の通りですが、気になる言葉は「多機種化の成功により、柔軟性と強さ、しなやかな動きの獲得、スピード、加速度の向上、機能的純粋パワー」という部分です。まさにイチロー選手のことを語っているように思えます。
大きくて強い筋肉も大事だと思いますが、しなやかで柔軟な筋肉も大事ですね。どちらを選ぶべきかは自分の身体との対話ですね。
動画引用元:【イチロー特集】【第一夜・43歳の衰えぬ肉体】初動負荷マシン